“ Notes ” の立ち上げについて

“ Notes ” の立ち上げについて

ブランドのことを知ってもらう為の"Notes"を始めようと思い立ちました。

ずっと、ほんわりとした構想は頭の中にあったけれど、文章を書いて世の中に発信するという経験をほとんどしてこなかったということもあり、なかなか自信が持てず、重い腰をあげたりさげたりしていました。

そんな時、ふとしたご縁で「書く」ことや「編集」の仕事をしているオイカワキカクの及川さんと出会いました。実は及川さんは元同僚、沢山のことに興味があって知識豊富、市民ランナーで、マイルドさの中に男気のある印象。

同僚と言いつつも、その頃わたしはデザイン室に、及川さんはPRチームにと、知っている期間は長いけれど仕事で関わる機会があまり無かったので、まだ出会ったばかりのような方。

お互いに独立してしばらく経った頃、ある日SUTOOHの展示会に来てくれたこときっかけに、それからミーティングを何度か重ねながらブランドのことや向かっていきたい方向をじっくりとお伝えし、プロフィールをリニューアルするにあたって原稿の手直しの依頼をさせて頂きました。

及川さんは物事を深く掘り下げ、そこから意図を汲み取り色んな可能性を引き出してくれる方で、私の書いた文章を尊重しつつ読みやすい形に導いてくれました。

一人だと躊躇してしまうことも、誰かの手助けによってその先に行けるということ。

強い味方が現れ、構想を現実に出来るという希望を元にスタートラインに立てました

 

もう一つ、"Notes"を始めるのを躊躇していた理由があります。

わたしにとってデザイナーは裏方の仕事という気持ちが強く、手に取った商品がすべてという想いもあり、多くのことをお伝えするということに少し気が引けていました。

けれど、服を作る過程には沢山のストーリーがあって、本当にいろんな人の手を経て一つの製品が作り上げられています。

生産に欠かせない素材や縫製、加工などの従事者や、ストゥーを手伝ってくれている人達のことをもっと知って頂き、服に手を通す度にいろんな人の手を感じ、愛着を持っていただけたら嬉しいなと思うようになりました。

そして、わたしがどんな価値観の中で生活をし、どういう物事に惹かれデザインに至るのか、そこも大切なブランドのフィロソフィーととらえ、少しずつお伝え出来たらなと思います。

わたしの目線で書くブランドのこと、他の誰かに別の角度からブランドをお伝えすることを折り混ぜながら、そんなストゥーを発信する場所を "Notes" と名付けました。

"Notes"はいくつか意味があって、その一つに注釈という意味合いがあります。

注釈=補足的な説明を加える、ストゥーというブランドとその衣類にまつわる沢山の事柄を補足的にお伝え出来る場として、不定期ですが始めてみようと思います。

Sato

2023.8.31
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