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SUTOOH

素材の良さに身を預けたくなる服。
ありのままの暮らしに馴染み、体温を感じさせてくれる日常着。

初めてなのにずっと前から知っていたような、
ずっと前から知っているのに、いつも新鮮な、
そんな服をデザインしていきたい。

Designer
Yoshida Sato

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イギリスのセントラル・セント・マーチンズを卒業後、国内外のブランドでデザイナー職を経て2021年にトトデザインズを設立。SUTOOHをスタート。

独創的なデザイナーが活躍するファッションの世界にあこがれて海を渡り、20代の多くを過ごすことになったロンドン。そこで私は多国籍なクラスメイトたちと感性をせめぎ合い、胸がえぐられるような現代アートに触れ、世界中の香辛料で彩られた食文化を体験しました。

新しいものに溢れた日々でしたが、一方では自分が好きだと思っていたものは本当にそうなのか、本質に向かって不要なものを削ぎ落とし、深く内省するための大切な時間だったと思います。

帰国後はいくつかのコレクションブランドでニット、カットソー、アクセサリーのデザイナーとしてキャリアを積み、独立前の最後につとめたブランドでは、質の良い原料へのこだわりと、衣服としてのデザインの在り方などをあらためて学び、その後の私の方向性に大きな影響を与えてくれました。

また日本のものづくりの技術を絶やさぬよう、これまでお世話になった方々へ微力ながら力になりたいという想いは、自身のブランドを始めるにあたって最初に固まった意志です。

ほとんど何も知らずに海を渡ったあの頃の私に、「大丈夫だよ」と言ってあげられるほど、ものづくりの世界は簡単でやさしいものではありません。でもその世界に進もうとした彼女に、とても感謝しています。

SUTOOHというブランドは、私（と彼女）がこうして辿り着いた、新しい始まりです。